【DQMSL】「超魔王への道 襲来級」をまさかのSランク縛りで攻略する超人現る!【鳥鉄(ユウ)】
鳥鉄(ユウ)
鳥鉄(ユウ)さんをご存じでしょうか。
クエスト攻略の達人で、素早く攻略法をツイートされているので、目にしたことがある人も多いんじゃないかと思います。
鳥鉄さんのすごいところは、ただ早いだけじゃなく無駄がなく洗練されているところですね。効率化と最適化の鬼です。きっと仕事ができる方なんだと思います。
そして、鳥鉄さんといえば誰もやらないようなきつい縛りを自らに課す、縛りプレイヤーとしても知られています。
今回は、常人には理解不能な高度な縛り攻略記事を寄稿してくださいました!
超魔王への道 襲来級
ご紹介に預かりました鳥鉄(ユウ)です。サービス完結直前ということで観賞用の攻略をご用意しました。それは何か?
そう、超魔王への道 襲来級のS限攻略です!
このクエストは全部で4戦あり、とても長い攻略になります。最後までお付き合い頂ければ幸いです。
それでは解説を始めます。
パーティと装備
パーティと装備です。
攻略したのがだいぶ前なので当時と若干異なる部分もありますが、大体こんな感じです。
攻略したのは2022年4月頃です。この頃はまだサタンブレードのバグが修正されていませんでした。
具体的には「こうどうはやいの特性持ちに装備させると毎ターンこうどうはやい状態になる」です。この現象を利用してじめじめバブルに活躍してもらおうと考えたわけです。
黄泉の花は私のS限攻略ではお馴染みのメンバーです。いやしの光ときみょうな光には何度もお世話になりました。
あと気になるやつがいますね。
ニズゼルファです。S限GPでは何度も煮え湯を飲まされましたよね。この子が今回の攻略の要です。お楽しみに!
行動順は画像の番号順の通りです。
今回は見て楽しむ攻略ということで、細かいポイントは追い追い説明していきますね。
立ち回り
1戦目
○1〜2ターン目
はい…最初からこれです。
聖魔一閃や聖魔斬、ボイドブレスと???系を許さない感じで???系特攻の特技をいくつも使ってきます。
対策はタップダンス、ピオリム、そして…
そう、けがれたきりです。これが今回の攻略の要の中の要です。
けがれたきりの効果は毒、マヒ、混乱、マヌーサ、呪文防御ダウンなどです。
今回はマヌーサを付与してミスを誘います。それでも当たるときは当たるので、当たらないようにお祈りです。
ボイドブレスは、じめじめバブルのフバーハで対策します。こちらは簡単に耐えられるので安心です。
ちなみに、MPが枯渇しやすい子はできるだけ防御でやり過ごしています。さらにニズゼルファは装備の楽園の至宝の効果でたまにMPが回復します。この辺も運です。
話をけがれたきりの説明に戻します。この特技の効果の1つである呪文防御ダウンも重要で、必ず1段階ダウンは入ります。
場合によっては、優先的に倒したい敵に黄泉の花のきみょうな光でアシストします。きみょうな光も確定で1段階以上ダウンするので強いです。
○3〜4ターン目
こうして確実にデバフを入れてダメージを与え、先にグランドラゴーンを撃破します
しかしまだ敵が残っていますね。面倒ですがモリーチルドレン辺りで処理しなくては…と考えたそこのあなた。
忘れていませんか?
あっ
あっあっ
そうです。けがれたきりがチートたる所以の1つ、カウント3付与です。これが0になったことで敵が自然消滅しました。
このクエスト、証が実装される前は超シドーのカウント付与でお供を安全に倒すというのが主流でした。それがSランクのニズゼルファでも同じ事ができるわけです。
これでようやく1戦目終了です。長い…
2戦目
個人的に一番鬼畜だったのがこの一戦。何度も何度もやり直しました。
まずゴールデンスライムはプチマダンテで一体確殺してきます。死神スライダークには回復封じ特技でいじわるされます。シャドーは呪文攻略の敵、マホカンタをランダムに使用します。解除手段が無いので使われないことを祈るしかないです。
そして3ターン目、疲弊しているところにマダンテをぶち込まれます。カウントで死ぬ前に使ってくるのでたちが悪いです。
○1〜2ターン目
さて、まずはプチマダンテを耐えないといけません。じめじめバブルのマジックバリアと黄泉の花のふしぎなとばりで呪文防御を上げます。ふしぎなとばりは確率なのでお祈りです。
さらにタップダンスで死神スライダークのレクイエムソードをスカします。回復封じが入ったとしてもいやしの光があるのでそこまで心配しなくても大丈夫です。
っとここでマホカンタをされました。なんてこった。歯ぎしりしつつ見守ります。
…ん?何か違和感がありますね。
敵の行動が1歩遅れているような…。とりあえず続けましょう
気になるプチマダンテは防御+呪文防御2段階アップ状態の黄泉の花に当たってセーフ。
○3〜4ターン目
やばい、マダンテどうしよう。耐えられるかな。どうかな…
…んん?マダンテはどしたん?
と、ここでようやく先程からの違和感の正体に気が付きました。
1ターン目の会敵した直後に戻ります
なんと…なんとなんと…不意をついていたんです。全く気づかなかった…
このおかげで敵さんの行動が1ターンずれました。つまりマダンテは4ターン目に使われることになります。そしてそのターンは…
自然消滅するターンですね。まさかの不意打ちでしが、無事に勝利できました。
峠を1つ超えた感じです。ほっ
3戦目
2戦目が終わって一安心かと思いきやそんなことはなく、3戦目もしっかり鬼畜です。
ウーの特技はすべてみかわし有り、なおかつ眠り混乱も通るので対策は簡単…ではありません。毎ターンオートリペリアで状態異常を解除されるので逆に神経を削られます。
頼みの綱のカウント付与も効かないので短期決戦に持ち込むしかありません。
特にここまで来てやり直したくないという気持ちもあって緊張しまくりです。一発でもまともに食らうと死にます。
○1〜2ターン目
いい感じですね。ほうしの嵐とけがれたきり、タップダンス、ピオリム、きみょうな光で徹底的に邪魔します。
毒、眠り、マヌーサ、混乱、素早さ差、みかわし、攻撃力ダウンでお出迎えです。
ここで日和って負けるのが一番悔しいので、けがれたきりも惜しみなく使います。
○3ターン目
特に何事もなく倒せました。ノーダメで最終戦に挑めるのはデカいです。
道具について触れていませんでした。貰えるのは せかいじゅのしずく2個、せかいじゅの葉1個、けんじゃのせいすい1個です。
現在せかいじゅの葉1個とせかいじゅのしずくが2個あります。とてもいい流れですね。
最終戦
ようやくここまで来ました。あとは全てをぶつけるだけです。
○1〜2ターン目
まずは開幕呪文を耐えるためにじめじめバブルでマジックバリアをします。このために連れてきたようなものです。
邪悪なともしびとメラガイアー、両方しっかり耐えてくれました。
メラガイアーは夏祭りトリオに飛ぶのが一番被害を抑えられるので、これは最高のスタートです。
その後はピオリム、フバーハ、マジックバリア、きみょうな光、伝道師のこえでアシストし、2ターン目に変身されるまで耐えます。
○3ターン目
変身した次のターンに終焉の炎をぶち込まれるのですかさず全員防御。
誰かに偏って死んだりしないように全身全霊でお祈りします。ここが正念場です。
さあどうだっ
ぐぁぁぁぁぁ
なんとか耐えられました。ここからは反撃の時間です。
○4ターン目
まずはいやしの光で回復しつつ継続ダメージを解除。まさにSランク最強の補助役です。
後は総攻撃。今までの鬱憤を晴らします。
ちなみに、ニズゼルファは連携を繋ぐ目的でドルクマと補助でフバーハを入れてます。
○5〜6ターン目
ざまあみろ!とここまでは気持ち悪い笑みを浮かべていたんですが…
どうやら体力を削り過ぎたようです。ブチ切れた超竜王が身をふるわせます。そして文字通りの覇者の怒りでほぼ全員の動きを止めてしまいました。いやしの光を使おうにも黄泉の花も動けません。
これは終わった。死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ
…2ターン連続で身をふるわせました。5ターン目にも少し削ったおかげでさらに次のフェーズに移行したようです。
まさかの4ターン目の削り過ぎが功を奏しました。やったね。
身をふるわせた後に再度覇者の怒りを使ってきますが問題ないです。道具や特技をフル活用して立て直します。
○7ターン目
魔王さんのHPは残りわずか。息を吸い込んで待機してます。ここまで来たら総攻撃で仕留め切りたいところ。
まずはきみょうな光で呪文防御ダウン。運良く2段階ダウンしました。お前が最強だ。
次いでメラマータ、バギクロキャノン、バギクロキャノンとぶち込みます。
そして…
た、倒せました…!や、った…。合計18ターンでクリアしました!
クリア後談
当たり前ですが記事を書いてる時点では既にクリアしています。にも関わらずクリア直後のような高揚感がありました。
何が1番鬼畜だったかというとスタミナです。消費スタミナ40はえぐい。失敗するたびに心が削られ、自分は何をやっているんだろうという虚無感に襲われることもありました。当時は草も貴重で、クリアした時には残り数個だった記憶があります。
その他記事では書ききれなかった運要素、ポイント等はまだまだあります。
忘れてはならないのは、もう同じ攻略はできないということです。バグが修正されたのもありますが、単純に同じことをしろと言われても無理です。そして、やろうとしても2月以降はこのクエスト自体が存在しません。
今回のクエストはクリアしても得るものは何も無いです。究極の自己満足です。なぜやったのか。そう聞かれたら「クリアできるかも、と思ったから」と答えます。
ドラクエは本来クエストをクリアするもの。DQMSLは対人戦メインで忘れられがちですが、クエストもしっかり面白いです。恐らく何度も何度も調整、試行錯誤したはずです。ステータス、ダメージ、特技。どれも絶妙なバランスになっています。
洗練されたクエストを自分の好きなように攻略する。これってすごくいい響きだと思いませんか? 私はその響きに、クリアした時の達成感に魅了されたんです。
一言でまとめると変人なんですがね。
さて長くなってしまいました。最後なので語ってしまいました…。ここまでご覧くださった皆様、お疲れ様でした!
そこのあなたも縛り攻略、やりませんか?
…と言いましたがDQMSLはもう終わるんですよね。ああ悲しくなってきた…
そして最後に。黒豆さん、このような機会を頂きありがとうございました!!
鳥鉄(ユウ)
まとめ
以上、鳥鉄さんでした。ここからは黒豆です。
ほんとにSランク以下でクリアできるとは・・。火力が低いから耐久寄りの攻略になるのかと思ってましたが、そこまでターン数がかかっていないことにも驚きです。
まず着眼点としてすごいのが、けがれたきりですね。
超魔王への道の雑魚戦で状態異常が入ることはよく知られていますが、カウントで倒す発想はなかなか出ないです。
しかも、呪文防御ダウン効果付きでデバフ要員としても動けるってのがいいですね。こういう一石二鳥な役割はすごく好きです。
2戦目の不意打ちは運要素が大きいですが、むしろ不意打ち運ゲーで勝てるなら試行回数でカバーできるのでありだと思いますね。
デバフが入る・入らない、会心が出る・出ない、と同列で、不意打ちできる・できない、の運要素があっても別に変ではないです。
自然治癒持ちのドラゴン・ウーも状態異常で止めて呪文で倒すので安定するものなんですね。
そして最後の超竜王戦です。
これって、普通にやると耐えるのめちゃくちゃ難しいんですよね。
プラチナシールドとか付けまくっても終焉の炎を耐えるのは難しいし、頑張って耐えても覇者の怒りがきつすぎて、よくこのパーティで耐えれるものだと思います。
針に糸を通すようなスリルあふれる攻略でした!
攻略されたのは2022年4月ということでかなり前になるんですが、サービス完結にあたって披露してもらうことができて良かったです!
ありがとうございました!
DQMSLのクエストって、ミッションクリアだけにこだわらず、自分で縛りや目標を作れば色んな楽しみ方ができたのが良かったですね。
自分も昔は討伐モンスター縛りで遊んだりしてましたが、クリアできた時の達成感は非常に大きかったです。
晩年のクエストだと適正モンスターが限られてきちゃって、遊びの幅があまり広がらなかったのはちょっともったいなかったなと思う部分です。
そんな中でも、こんなきつい縛りでクリアしてしまう鳥鉄さんは只者ではなかったです!!