【DQMSL】新生転生「魔王ウルノーガ」はオーブのチカラがぶっ壊れすぎた!長年環境に居続けた汎用性の塊!
新生転生 魔王ウルノーガ
魔王ウルノーガは2018年8月に登場した魔王です。
登場した当初はあんまり強くなく、わずか1年2か月後の2019年10月に新生転生が追加されるというスピード新生を果たしました。
とくぎ、特性、ステータスがかみ合って恐ろしく汎用性が高いモンスターになり、かなり長い間環境に居続けることになりました。
魔王ウルノーガがどのように使えたのかまとめます!
崩壊の一撃(MP65)
- 【みかわし不可】
- 敵単体に無属性の斬撃ダメージ
- 斬撃無効を貫通
威力は+3で約4.6倍となっていて、簡単に言えば強化前の必殺の一撃と同じ性能の特技でした。
ウルノーガは素早さがそこそこあるので、苦手な相手が動く前にワンパンすることができます。
しかし、防御力が高い相手にはあまり効かず、ダメージ軽減で落とし切れなかったり、くじけぬ心で耐えられたりといったことが多く、いつでもどこでも安定して使える感じではなかったです。
綺麗に決めるには剥がしやくじけぬ解除をうまく組み合わせる必要があります。
どちらかというと、どんな相手にでも使えるゴールドアストロンの方が安定度は高かった気はします。
ジゴクロスブレイク(MP81)
- 敵全体にドルマ系の斬撃ダメージ
+3でドルマ等倍に2倍となっていて、全体斬撃としてはなかなかの火力を出せる特技です。
しかし、魔王の剣を装備しないと闇の使い手が付かないため、想定通りの火力を出すのは難しかったです。
しかも魔王の剣を装備すると闇の使い手のアイコンが出ちゃうので、ツメを装備してないことがバレてしまうんですよね。
もし装備なしでドルマブレイク持ちだったら使えた可能性がありますが、残念ながらあまり使われることはありませんでした。
他の特技や特性が強すぎるので、1枠無駄な特技を持たされるのはしょうがないです。
青の衝撃(MP69)
- 【みかわし不可】【マヌーサ無効】
- 敵全体に無属性の体技ダメージ
- 命中時に上位はどう効果
新生前に覚えるとくぎでしたが、新生後もメインとして使われた特技です。
レベル依存で威力が変動し、+3でレベル100だと160ダメージくらい出ます。
あまり強くない感じがしますが、当時は上位はどう付きの体技ってバーンの第三の瞳くらいしかなかったですからね。
ちなみに、第三の瞳や女神のはどうといった上位はどうは初期の頃は戦闘中1回のみの制限がありましたが、青の衝撃が実装される直前に上位はどうが回数制限なしになりました。
ウルノーガは素早さが高速の中でもやや遅めで、他のアタッカーで壁剥がししてから青の衝撃で色々剥がすのに最適な速度帯となっていて、役割と素早さがかみ合ってたのが使いやすいところでした。
ゴールドアストロン(MP60)
- 【戦闘中1回】【反射無視】
- 敵単体をゴールドアストロン状態
- 体技無効を貫通
ゴールドアストロンとは、行動できなくなる上にダメージや状態変化を無効化する状態のことです。
普通のアストロンは素早さアップなどのバフは継続しますが、ゴールドアストロンはバフまで無効化しちゃうのが厄介なところですね。
苦手な相手を固めて後回しにできるのはもちろんのこと、におうだちを固めて壁剥がしに使うこともできました。
当時は竜神の封印が最強クラスの特技でしたが、それとは違ってゴールドアストロン中はダメージを与えることができないので、HPが一番減ってるモンスターを固めてしまうとAI行動が全部吸われてしまうが難しかったりもしました。
クリムゾンミスト(MP105)
- 【先制】【みがわり無視】【反射無視】
- ダメージ軽減状態の敵を被ダメージ33%上昇状態
- 体技無効を貫通
新生転生後は2ターン目に自動で発動するようになったのと、他に優秀な特技が多いので、特技として残している人はほぼいなかったと思います。
これが必要になったのは究極魔神襲来ですね。
マジェス・ドレアムが構えてダメージ軽減状態になってしまうので、それをクリムゾンミストでダメージ上昇状態にすることが重要でした。
ほしくだきが登場するまではウルノーガがほぼ必須になってましたね。
ステータス
☆0 | ☆4 | |
---|---|---|
HP | 668 | 777 |
MP | 324 | 380 |
攻撃力 | 491 | 573 |
防御力 | 403 | 469 |
素早さ | 417 | 484 |
賢さ | 353 | 411 |
ウルノーガのステータス配分は全体的に高水準なバランス型です。
普通、こういう尖ったところがないバランス型って逆に使いづらかったりするんですが、ウルノーガは特性と特技がかみ合いすぎてバランス型を活かせている数少ない例だと思います。
全ステータス+20で素早さが引き上げられ、上を取れる相手が増えたのも大きかったですね。
素早さ的にはダークドレアムとほぼ同じっていうと、今だと素早さインフレしてやや遅く感じてしまいますが、当時だとこれでもかなり早い方でした。
☆44でレベル100まで上げるとギリギリ500を越えるってのが絶妙でしたね。
耐性
メラ | 無効 | 毒 | 普通 |
---|---|---|---|
ヒャド | 半減 | ねむり | 無効 |
ギラ | 普通 | 混乱 | 無効 |
バギ | 無効 | マヒ | 半減 |
イオ | 普通 | ザキ | 無効 |
デイン | 普通 | マヌーサ | 半減 |
ドルマ | 無効 | マホトーン | 普通 |
息封じ | 普通 |
耐性は3属性も無効を持ってるのがいいですね。
ギラ・イオ・デインは等倍で通ってしまいますが、オーブのチカラのパープルシャドウでダメージ50%軽減がかかるので、そう簡単には落とされませんでした。
状態異常バリアを持っていないかわりに、素の状態異常耐性がいいっていうパターンで、眠りと混乱が無効なのも優秀です。
マヒとマヌーサが半減ではいってしまい、特にマヌーサが入ると自慢のAI追撃がスカっちゃうのが惜しいところでした。
特性
- AI2回行動
- 闇のオーラ
(いきなり攻撃力・素早さ・賢さ1段階アップ)
(いきなりマインドバリア) - オーブのチカラ
(1ターン目にパープルシャドウ)
(2ターン目にクリムゾンミスト)
(3ターン目にギガ・マホトラ) - 全ステータス+20
- 魔王の剣でドルマブレイク
ウルノーガの強さの半分くらいは特性のオーブのチカラといってもいいんじゃないでしょうか。
パープルシャドウ
ダメージ50%軽減で耐久力が上がるだけでなく、攻撃力・素早さ1段階アップまでかかります。
これと闇のオーラの特性が合わさることで、いきなりバイキルト・ピオラ状態になります。ピオラのおかげで2ターン目にほぼ先手を取れるのもウルノーガの強みでしたね。
さらに、パープルシャドウでAI行動が+2回されるので、AI4回行動で動くことができます。
青の衝撃で相手のバフやバリアを剥がし、バイキルト状態の追撃で3回殴れる、ってのが本当に強かったです。
通常攻撃を変化させる装備とも相性が良くて、特におうごんのツメと組み合わせると暴力的な強さでした。
ガルマザード、ウルノーガ、ダーティードール、ミストバーンみたいなマ素パーティが大流行しましたね。
速攻パーティだけじゃなくこういう変則パーティですら環境入りできたのは、ウルノーガの異常なまでの汎用性の高さのおかげです!
クリムゾンミスト
2ターン目のクリムゾンミストは、ダメージバリアなどの軽減を強制的にダメージ上昇状態にする効果で、これもまた強かったです。
ウルノーガミラーの時にパープルシャドウの軽減を打ち消し合ったり、ウルノーガと同時に新生転生したかみさまの34%軽減に対しても有効でしたね。
ウルノーガが新生転生するちょっと前におまけふくびきに精霊の守り・強が追加されたんですが、クリムゾンミストで不利になってしまうので、普通の精霊の守りに付け直さないといけない、みたいな地獄みたいな状況にもなりました。
ギガ・マホトラ
3ターン目にはギガ・マホトラで相手のMPを吸収することができます。
自分のMPを回復するというよりは、相手のMPを減らしてとくぎを使えなくする意味が大きかったですね。
相手が残り1体ならこれだけで勝負が決まるような場面もけっこうありました。
リーダー特性
- HPとMPを20%アップ
単純にHPアップリーダーとしてもなかなかの強さなので、リーダーに採用されることも少なくなかったです。
ただ、ウルノーガは新生転生でリーダー特性が強化されておらず、同時期に新生転生したかみさまやドークの方がリーダーとして使われることが多かったですね。
まとめ
ウルノーガは登場した時は微妙な性能でしたが、新生転生で大幅に強化されて、長期にわたってマスターズGPで活躍し続けた魔王になりました。
これほど長く使われたモンスターってなかなか居ないんじゃないでしょうか。
バイキルトからのAI4回行動と、ピオラからの2ターン目に先手を取れること、そして青の衝撃、ゴールドアストロン、崩壊の一撃で選択肢の多さと決定力の高さが魅力でしたね!
エルギオスが新生転生して、速攻リーダーかつ高い素早さからのデインブレイク付き極光の舞で立場を奪われるかと思いましたが、それでも小回りが利くウルノーガは生き残り続けました。
しかし、特技が無属性に片寄っているので超魔王環境についていけなくなり、軽減無視が増えて50%軽減でも落とされるようになり、素早さが微妙に遅くて系統パーティにも追いつけなくなり、ようやく使われなくなった感じです。
バランスよく高性能で、魔王らしい強さを持ついいモンスターでした!